ひとやすみ

炭酸水が水になる前には書き留めたい

サバプロと私のはなし

survive said the prophetというバンドに5年くらい前から徐々にハマり出した。苦しい時期を救ってくれた。今も好きだし、ライブとかフェスでもっと見たいなって思ってたのに、なかなか行きづらい状況になってしまって残念。

中2の秋、部活のキャプテンを任された。わたしは「自分は表に立ってまとめるよりも、細かい計画を練るなどサポートの方が向いているから」と言って断ろうとしたのだけれど、どうしても、といろんな先生に説得されて(担任の押しが強かった)結局キャプテンになった。で、案の定上手くいかず。加えて、顧問は理不尽な態度を取ることで有名で、1個上のキャプテンもそれに困っていたのは知っていた。もちろんわたしに対しても理不尽で、どんどん追い詰められていった。その頃のわたしは、真面目ちゃん、完璧主義、いい子ちゃんなどの言葉が良く似合う生徒だったので、うまいこと手を抜く、という技を知らなかった。しんどくなって、拒食症のようになった。医師の診断を受けた訳では無いから本当に病気かは定かでないけれど、家族が心配するくらいには食べていなかったし落ち込んでいたらしい。そのときにYouTubeでサバプロを見つけた。

初めてきいたのは「3 a.m.」で、アコースティックの感じが心地よくて、何回も何回もリピートした。モヤモヤっとした気持ちを、全部受け止めてくれるような、優しい音楽で、声で、泣いてしまった。外でお酒飲みながら歌って演奏してる自由な感じが羨ましく思えたのかもしれない。

中3のときは高校受験のために、毎晩遅くまで勉強してた。ラジオも好きで、良くないけどラジオ聞きながら勉強してた。オールナイトニッポンを毎日聞いてた。それが終わるのが午前3時で、ラジオが終わると3 a.m.をききながら寝る毎日。なつかしいな。

そうこうして高校3年生のとき、初めてサバプロのライブを見に行った。高1のときも全国ツアーはあったんだけど、わたしの住んでる県では行われなくて、近くの県の日程は合わなくて行けなかった。だから行けるってなってすごく嬉しかった。わたしが会場に入るとき、ダーっとIvanとたぶんユウダイさんが走って先に会場に入っていくのを見てドキドキした。会場限定のcdを買って、気分は最高潮!対バンはNewspeakで、そのころあまり曲を知らなかったから予習していったんだけど、すーっと透き通るようなLakeがお気に入りだった。特にドラムがとっても好き。そして、いよいよサバプロの演奏がはじまって。ノリノリのハイローも、cm曲になったRight and Leftも、音の圧がものすごかった。Yoshさんと目が合って指さされた気がする、というライブあるあるも楽しかった。それから、トラブルで急遽生ギターと生歌になった3 a.m.は本当に感動した。ライブハウスでみんながステージを囲うように丸くなって座って静かに耳を傾ける瞬間も愛おしい。この時間がずっと続いてほしかった。

しばらく余韻が抜けなかった。やっぱりサブスクで聞く音ともCDで聞く音とも違う、会場で鳴ってる音がほしい。